著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(6)「原子爆弾」独占への危機感が生んだ科学者たちの葛藤

公開日: 更新日:
マンハッタン計画の軍事責任者、レスリー・グローブス将軍(左)とロバート・オッペンハイマー教授(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 マンハッタン計画に参加していたある科学者のエピソードを語っておきたい。科学者のなかには、ウラン爆弾の威力を知るほどに、これが兵器に利用されることの危険性に怯えるものも出てきた。当然なことであろう。そのことは、この兵器がナチスによって独占されることへの不安となって、アメリカの民主… 

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