自民党総裁選の最終盤で「進次郎陣営」に内紛勃発の大混乱…疑惑対応に異論噴出、戦術にも不満の声
自民党総裁選が4日投開票される。「解党的出直し」がテーマだったのに、長い選挙戦では「融和ムード」が漂い、5候補による論戦は最後まで低調だった。そんな中、最終盤で本命の小泉進次郎農相の陣営で内紛が勃発。不穏な空気が漂っていたという。
ポイントは、進次郎が会長を務める党神奈川県連が「高市派党員を勝手に離党させていた」とする週刊文春の報道を巡る対応だ。進次郎本人がコメントを出して猛抗議していた。
「本来、こうした見解を発表するのは、選対本部長の加藤勝信財務相の役割のはず。まとめ役なのだから当然です。ところが、結局、陣営には加藤さんの他、岸田前首相側近の木原誠二選対委員長や小林史明元デジタル副大臣ら“船頭役”が多く入り、それぞれが存在感のアピールに躍起になっている。だから、本当のまとめ役が不在で進次郎さん本人が泥をかぶらざるを得なかったとみられています」(官邸事情通)
■責任の所在は加藤勝信選対本部長にあるのに…
例のステマ問題への対応についても、陣営内で異論が噴出している。進次郎陣営関係者が言う。