キングメーカー狙う麻生太郎氏が大慌て…“仁義なき福岡抗争”も絡み必死の「林芳正潰し」画策
4日投開票日を迎える自民党の総裁選。小泉進次郎農相と高市早苗前経済安保相との「2強対決」とみられていた選挙戦は、ダークホースの林芳正官房長官が急伸し、「三つ巴」の戦いとなっている。
国会議員票では、2位につけている林氏。読売新聞の調査(9月28日現在)では、進次郎氏が71人と最多で、林氏が52人、高市氏は38人だという。
2日に開かれた林氏の決起集会には、約40人の自民党議員が出席。70席を用意したが、代理を含めて立ち見が出る状態だった。日を追うごとに支持が広がる状況に陣営は「3位だと思っていたが、おもしろくなってきた」と勢いづいているという。
「林さんが急伸しているのは、所属していた旧岸田派(宏池会)をある程度まとめ、さらに石破首相の側近議員から支援を得て『石破票』を取り込んでいることが大きい。相対的に高市さんの議員票は伸び悩んでいます」(自民党関係者)
党員票を合わせても、林氏と高市氏が「2位争い」をしているとみられている。
林氏の急伸ぶりにキングメーカーを狙う麻生太郎元首相は大慌てしているという。林氏のバックには「天敵」の古賀誠元幹事長がいるからだ。