自民党総裁選の最終盤で「進次郎陣営」に内紛勃発の大混乱…疑惑対応に異論噴出、戦術にも不満の声
「今回、陣営内にステマを指示するメールを送った牧島かれん元デジタル相が責任を取って広報班長を辞任しましたが、文面を作ったのは小林さんの事務所です。そもそも、最終的な責任の所在は本部長の加藤さんにある。本来、小林さんか加藤さんが辞任すべきなのに、牧島さんに責任をおっかぶせて2人とも頬かむりしているのですから男らしくない。陣営内には不信感が漂っています」
進次郎氏本人の選挙戦術も男らしくなかった。もともと「解党的出直し」と威勢のいいことを言っていたのに、選挙に突入すると「心を一つに」「挙党一致」とトーンダウン。演説では手元のペーパーに目を落とし、世論を二分するようなテーマへの言及を避け続けた。余計なことを言わないよう、「安全運転」に徹したわけである。
「この戦術には陣営内から不満の声が上がっていました。進次郎さんには『改革』『刷新』が求められていたのだから当然です。ある陣営関係者が本人に『もっと踏み込んだ方がいい』と求めたところ、進次郎さんに『あなたらしい意見ですねぇ』と爽やかな笑みで受け流されたそうです」(永田町関係者)