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田中秀征元経済企画庁長官

1940年、長野県生まれ。東大文学部西洋史学科、北大法学部卒業。83年、衆院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。細川政権で首相特別補佐、第1次橋本内閣で国務大臣・経済企画庁長官。福山大学教授を経て現在客員教授。「自民党本流と保守本流」「平成史への証言」「新装復刻 自民党解体論」「小選挙区制の弊害」など著書多数。

梶山静六元官房長官(3)凡人、軍人、変人の戦い

公開日: 更新日:
1998年自民党総裁選(左から小渕恵三、小泉純一郎、梶山静六の3氏) (C)共同通信社

 梶山と私は“創業政治家”という点で一致するところがある。

 1世と2世の違いは、政治家より中小企業の経営者の1世と2世を比べると歴然としている。もちろん2世には2世の利点があるが、1世のそれは格別のもので政治家の本質が違っている。

 梶山は経済再生のため自力で持論を… 

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