もはや「遅すぎる」飲食料品の消費税減税…異論噴出と政局化で国民会議は空中分解
物価対策はそっちのけ
高市首相が消費税減税にこだわるのは、自らの「悲願」だとして2月の衆院選の公約にしてしまったからだ。世論は賛否あるものの、一定層は減税を歓迎しているため、断念すれば「公約破り」で支持率下落につながりかねない。答弁拒否など国会混乱の元凶となった高市首相に対しては、自民党内に遠心力が働く。高市首相は政権維持のためにも減税を実現させたい。つまり、国民不在の政局の思惑ばかりなのだ。
「そもそも消費税減税は物価高に喘ぐ国民生活を助けるためにやるんじゃなかったんですか」と、政治評論家の野上忠興氏は呆れ、こう続けた。
「国民感情からすればもはや『遅すぎる』。モタモタしているうちに物価はどんどん上昇し、多少の減税ではたいして効果が出ない。そのうえ、2年後に税率を戻す時は増税です。消費税減税をやるならもっと早く実現すべきでした。高市首相は『物価高対策が最優先』『働いて×5』と言っていたはずですが、あれは何だったのか」
来年4月の減税実施なら、「遅くとも月内」に方針を決めないと間に合わないようだが、財源も見つかっていない。財源に想定していた租税特別措置と補助金の見直しについて、13府省庁の自己点検で廃止の方針が示されたのは、120案件中たった1件……こりゃダメだ。
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