自分に優しくなれば、本当に幸せになれる…トレーニングもできる
自分を思いやる気持ちが、幸せとどれくらい関係性があるのか──。この素朴な疑問を調べたマンハイム大学のツェシンらの研究(2015年)があります。
ツェシンらは、これまでに発表された65本の論文に含まれる79のサンプル、のべ1万6000人あまりのデータを分析することで、先の関連性を調べたのですが、大きく分けて次の3つのことが判明したといいます。
1つ目が、「自分に優しい人ほど、幸せを感じている」ということ。例えば、テストで失敗したときや落ち込んだときに自分を厳しく責めず、まるで大切な親友を励ますように「大丈夫だよ、次はがんばろう」と自分に優しくできる人ほど、心から幸せを感じて毎日を過ごせているということがわかりました。
2つ目が、「一時的な楽しさよりも、心からの深い幸せと結びつく」ということです。おいしいものを食べたときのような一時的な「うれしいな、楽しいな」という気分よりも、「自分には生きる意味がある」「自分の持っている力をしっかり発揮できている」といった、より深くて安定した心の幸せこそ、自分への思いやりがより強く関係していることがわかったといいます。


















