「塗り薬が効かない」人に…アトピー性皮膚炎の新たな治療薬

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 アトピー性皮膚炎で塗り薬を欠かさず使っているのに、眠りを妨げられるほどのかゆみがあったり、症状のためにスポーツやレジャーを諦めている--。今、原因物質に直接作用する新しいタイプの薬が複数登場し、これまで改善が難しかった人も、症状が著しく良くなる道が開けている。藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギー科教授の矢上晶子医師に聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 アトピー性皮膚炎は、「皮膚のバリアー機能異常(乾燥)」「免疫の異常(炎症)」「かゆみ」という3つの要素が絡み合って起こる。治療もこれに対応する3本柱が基本となる。具体的には、保湿などのスキンケア、ステロイド外用薬をはじめとする炎症・かゆみを抑える薬物療法、汗や汚れ、アレルゲンといった悪化因子への対策だ。

 このうち薬物療法の柱に、2018年、転機が訪れた。

「かゆみや炎症を引き起こす物質の働きを抑える生物学的製剤が日本で初めて承認されたのです。これによってアトピー性皮膚炎の治療は大きく変わりました」(矢上医師=以下同)

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