GDPが3期連続プラスでも…庶民が景気回復を感じない理由
GDP(国内総生産)が3期連続でプラスになった。内閣府が8月17日に発表した4~6月の物価の動きを除いた実質GDPは前期比0.3%増加。物価と連動する名目GDPも1.2%増加。政府は「日本経済は緩やかな回復を続けている」との見通しを明らかにした。
一方、GDPの5割を示す個人消費は前期比マイナス。政府と国民感覚のずれはどこにあるのか。日本総合研究所調査部の小方尚子主任研究員が説明する。
「政府統計ではGDPが1期マイナスに転じても、その後マイナスが続かなければ景気拡大期は続いていると捉えています。しかし、一般の人はGDPが横ばいでは景気がいいとは感じないため、政府統計との間にずれが生じてきているんです」
GDPプラスの動きは円安の継続による輸出の増加が大きく影響している。しかし、輸出の増加で潤うのは大企業や輸出ウエートが大きい製造業にかたより、中小企業や非製造業は円安の恩恵を受けることは少ない。
■大企業の賃金は上がっているのに…


















