「嘘で満ちていく社会」山口真一著│フェイク情報で85%が騙される
「嘘で満ちていく社会」山口真一著
近年、災害や選挙のたびにSNS上には、虚偽の映像や救助要請が拡散して社会全体に不安を広げたり、多くのフェイク情報が拡散して、民主主義の根幹が揺らいでいる。著者の研究ではフェイク情報を見聞きした人の85%はだまされてしまうという。自分は大丈夫と信じている人ほどだまされやすいそうだ。
さらに、フェイク情報のやっかいなところは誰もが気づかぬうちに拡散に加担してしまうことだ。
災害時のデマや、利益優先のプラットフォーム企業の思惑で減らぬ偽広告、そして動画で加速する選挙のフェイク情報など、情報空間の実態を紹介。フェイク情報が人々の行動や社会の仕組みにどのように影響しているのかを解き明かし、この現実とどう向き合うべきかを示すテキスト。
(朝日新聞出版 990円)


















