鬼門の内閣改造&党役員人事で「高市構想」が八方塞がり…裏金議員がアキレス腱に

公開日: 更新日:

 支持率が下降気味の高市内閣に、起死回生のウルトラCはあるのか──。今なお支持率50%台の世論調査もあるとはいえ、良くて横ばい、もしくは最低を更新中だ。来月中下旬に予定される内閣改造・自民党役員人事に注目が集まるが、どうやら刷新感は期待できそうにない。「私の悲願」とうそぶいた消費税減税も、財源先送りで評判ガタ落ち。八方塞がりだ。

 内閣改造は9月13日投開票の沖縄県知事選の後、高市が国連総会にあわせて訪米する9月22日前後が有力視される。高市内閣初の改造にとってネックなのが、いわゆる裏金議員の処遇。「高市首相と距離のある鈴木俊一幹事長を交代させるかどうかが焦点のひとつ」と言われる中、後任に浮上しているのが、不記載額2728万円で党役職停止処分を受けた萩生田光一幹事長代行だ。

 萩生田氏と言えば、高市首相が「政治の師」と仰ぐ故・安倍晋三元首相の最側近。高市首相は旧安倍派幹部の萩生田氏をはじめ、西村康稔・選対委員長や松野博一・組織運動本部長を要職に起用した。

 今回、党の事実上のトップたる幹事長ポストに萩生田氏の名前が挙がったのも不思議ではないが、世間の風当たりは強い。共同通信の世論調査(22、23日実施)によれば、裏金議員の重要ポストへの起用について「反対」が実に73.8%にも上る。ジャーナリストの山田惠資氏が言う。

「鈴木幹事長は、高市氏の後ろ盾である麻生副総裁の義弟。幹事長から外すとなれば、麻生氏との関係にすきま風が生じる恐れもあるし、萩生田氏に代えれば、野党に攻撃材料を与えることになります。高市氏は総裁として任命責任を問われる。当然、支持率に響いてくるでしょう。さらに、自民党内で福岡県議団に端を発した『政治とカネ』の問題が来春の統一地方選に影響を及ぼすとの懸念がくすぶる中、『萩生田幹事長』では裏金問題とあいまって、具合が悪い。いろんな事情を考えれば、鈴木幹事長続投に落ち着くとみています」

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  2. 2

    高市首相が改造人事で払わされる代償…消費減税めぐり麻生副総裁の「要望」を一蹴していた

  3. 3

    働かない高市首相がお盆休み満喫…4日間「終日公邸」おこもり、いよいよ剥がれる“鉄の女”のメッキ

  4. 4

    ラブホで愛人と休憩中にバスローブ姿でリモート報道対応 秋田県幹部職員のウソと大甘処分のワケ

  5. 5

    高市首相がノー天気「物価高対策」X投稿で“赤っ恥” GDP3期プラスでも個人消費「低迷」の深刻度

  1. 6

    公認内定取り消しで妻も自殺…高橋茉莉さん実父告発「玉木雄一郎の4つのウソ」──国民民主党代表選スタート

  2. 7

    消費税政局なんてありゃしない 誰も高市早苗を引きずり降ろせない歯がゆさと暗澹

  3. 8

    恐怖人事第2幕か…高市首相vs財務省「守護神・片山さつき」めぐってバチバチ

  4. 9

    「終戦の日」も本性ダダ漏れ…高市首相「反省なんかしない」から31年 筋金入りの開き直り史

  5. 10

    9.13沖縄県知事選「大東亜戦争」がハレーション…“与ゆ党相乗り”新顔 拭えない右派色、逃げる女性支持

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒