合鍵を作って女性社員の寮に侵入…先輩メンター社員の不埒な動機ともう一つの目的
村井容疑者は入手した情報をもとにインターネットで合鍵1本を作成。昨年9月ごろから女性が暮らす社員寮に20回ほど侵入していた。村井容疑者のスマホには、被害女性が暮らしていた室内の写真が300枚ほど保存されていた。
逮捕容疑となった30日に盗まれたのはマイナンバーカードなど計6点だったが、村井容疑者の自宅をガサ入れしたところ、被害女性のものとみられる下着や洋服など、およそ80点が見つかった。
女性は小物が次々なくなっていることを不審に思い、玄関先に置き型の防犯カメラを設置。そのカメラまでなくなっていたため、誰かが部屋に侵入したと確信し、警察に被害を届け出た。
「複数の下着やリップクリームまでなくなっていたことから、嫌がらせだけでなく、性的な目的もあったとみている。その後の調べで、被害女性とは別の20代の同僚女性の口紅や香水を盗んでいたことも発覚した」(前出の捜査事情通)
調べに対し、「好意を寄せていた女性を食事に誘ったが無視されたので、腹いせに嫌がらせをした」と供述しているという。
鍵番号で簡単に合鍵が作れるようになったからか、最近、この手の事件が後を絶たない。教育係の先輩社員が1人暮らしの女性の部屋に上がり込み、クローゼットを物色し、ニヤニヤしながら下着を取り出している姿を想像するだけでゾッとする。