レッドソックス上原 MVP呼び込んだ「英語力」と「自己流調整」

公開日: 更新日:

「あんなに英語がしゃべれるようになっているとは思いませんでした。コーチと話したり、ミーティングのときはさすがに通訳が付きますけど、それ以外、例えばロッカーではナインと2人だけで話したり、ふざけたりしている。すっかりナインに溶け込んでいる印象でしたね」

 レッドソックスの上原浩治(38)に関してこう言ったのは、さるマスコミ関係者。今回、プレーオフを観戦するために渡米、久々に上原の姿を見て、英語力が上達していることに驚いたというのだ。

 本拠地を米国に移して、今年が5年目。そろそろ英語に慣れるのは当然といえば当然だが、一匹狼でやっていけるだけの飛び抜けた実績がある選手ならともかく、フツーの日本人選手が現地で味わう疎外感はハンパじゃないという。

 それが言葉が理解できて、ナインとコミュニケーションが取れるようになって、ようやくチームと一体感を持てる。

 抑え投手としてリーグ優勝決定シリーズの5試合に登板して1勝3セーブ、防御率0・00。日本人として初めてMVPを獲得した裏側で看過できないのが語学力だと、前出のマスコミ関係者は指摘する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?