“馬の耳に念仏”の日ハム斎藤 「右肩」より「アタマ」が致命的

公開日: 更新日:

 評論家諸氏に言わせると、投手は飛び抜けた技術と制球力があれば、外角球だけで打者を料理できるという。内角の厳しいコースに投げ、あえて打者に恐怖心を植え付けたり、腰を引かせたりする必要はないらしい。

 ただし、そんな芸当ができるのは「飛び抜けた技術と制球力」を持った投手に限られる。だからこそ首脳陣はほとんどの投手に、内角の際どいコースに投げるよう指示する。

 ところが、首脳陣の内角攻め指令を拒否した投手がいる。日本ハム斎藤佑樹(25)だ。
「ボクは内(角)を使わなくても大丈夫です」と言ったらしい。日ハムOBから聞いた話だ。

 斎藤は言うまでもなく技巧派。「それなり」の技術はあるのかもしれないが、「飛び抜けた技術と制球力」まで持ち合わせているのかどうか。首脳陣は少なくともそう判断しなかったから、思い切った内角攻めを指示したのだろう。

 しかし、本人は聞く耳を持たなかった。斎藤は自分を「飛び抜けた技術と制球力」の持ち主と思い込んでいるのか、あるいは首脳陣の言うことを聞き入れるタイプじゃないのだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 9

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?