“馬の耳に念仏”の日ハム斎藤 「右肩」より「アタマ」が致命的

公開日: 更新日:

 評論家諸氏に言わせると、投手は飛び抜けた技術と制球力があれば、外角球だけで打者を料理できるという。内角の厳しいコースに投げ、あえて打者に恐怖心を植え付けたり、腰を引かせたりする必要はないらしい。

 ただし、そんな芸当ができるのは「飛び抜けた技術と制球力」を持った投手に限られる。だからこそ首脳陣はほとんどの投手に、内角の際どいコースに投げるよう指示する。

 ところが、首脳陣の内角攻め指令を拒否した投手がいる。日本ハム斎藤佑樹(25)だ。
「ボクは内(角)を使わなくても大丈夫です」と言ったらしい。日ハムOBから聞いた話だ。

 斎藤は言うまでもなく技巧派。「それなり」の技術はあるのかもしれないが、「飛び抜けた技術と制球力」まで持ち合わせているのかどうか。首脳陣は少なくともそう判断しなかったから、思い切った内角攻めを指示したのだろう。

 しかし、本人は聞く耳を持たなかった。斎藤は自分を「飛び抜けた技術と制球力」の持ち主と思い込んでいるのか、あるいは首脳陣の言うことを聞き入れるタイプじゃないのだろうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした