腹立たしい そして、虚しい

公開日: 更新日:

■犠飛の打ち方

 3年間の高校野球は時間との闘いでもある。1年夏からレギュラーを任せている高浜祐仁(2年)、浅間大基(2年)、川口凌(2年)の3選手は、ここまで150試合以上、他のレギュラーも130試合以上の経験を積んでいる。これほど経験豊富なチームは横高の歴史でも、他校を見渡してもあまりない。にもかかわらず、臨機応変に状況判断ができるようにならない。

 今の2年生は入学してから20カ月が経過。今できないものは残り7カ月でできるようになるのか。答えはNOだ。例えば打席での意識。無死か1死三塁で、打者は最低でも犠飛を打つことを考えるだろう。
(1)低めはストライクゾーンをボール1つ分上げて、ボールの下にバットを入れる感覚で振る。
(2)高めはボール1つ分下げて、アッパースイングにならないよう、思っている以上に上から叩く。

 これが犠飛の打ち方。フリー打撃の時や練習試合でも口を酸っぱくして言い続けている。これが実戦でできない。というより、意識すらしていないように私には映る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853