猛打賞デビューのDeNAグリエル 評論家が見た「潜在能力」

公開日: 更新日:

「非常に満足しています。声援ありがとうございます」

 DeNAの新助っ人・グリエル(30)が8日の楽天戦、「3番三塁」で一軍デビューを果たし、走攻守で躍動。お立ち台でさわやかな笑顔を振りまいた。打っては二塁打を含む3安打の猛打賞。守備では軽快なスローイングに加え、走塁でも一塁から長打で一気に生還し、足でも魅せた。

 中畑監督も、「自ら打線に勢いをつけてくれた。もっている選手。守りもいいし、脚力もある。普段は練習してないのに。凄い戦力になる」と、ご満悦だった。

 来日時には「日本食が口に合わない」と話すなど、日本の環境に順応できるか不安視する声もあった。打撃練習で血豆も作り、中畑監督も練習不足を心配していたが、ひとまず「雑音」を吹き飛ばす活躍だった。

■セペダの打撃とはどう違う?

「瞬発力の高さ、高い反射神経を持っていると感じた」とは、評論家の高橋善正氏。

巨人のセペダは大きくタイミングを取って打つけれど、グリエルは構えが大きく、バックスイングもステップもほとんどない。そこが2人の大きな違い。グリエルがあのフォームで変化球に対応できるのは、スピードとパワーを兼ね備えているからこそだろう。キューバの選手ならではの身体能力の高さを感じた」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?