勝率5割 西武・田辺監督代行と「前任者」の決定的な違い

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 4日に休養した伊原監督からバトンを引き継いだ田辺監督代行。ここまで指揮を執った4試合は2勝2敗。そもそも20勝33敗と大きく負け越していたチームだ。勝率5割なら立派だろう。

 そんな田辺代行を支えるのが、袴田ヘッド兼バッテリーコーチ。伊原監督の休養に伴い、チーフコーチから昇格。同コーチは監督休養後のチームについてこう話す。
「いい形にはなってきている。目に見えて何かが変わっているわけではないが、やっぱり監督があんな形で休養したことで(みんな)思うところもあるのだろう。そういう意識の根底というか、そうした部分が変わったかもしれない」

 采配において田辺代行らしさが出たのが6日の巨人戦だ。チャンスの場面で田辺代行は、今季一軍未出場の捕手・星を代打に起用。試合には負けたとはいえ、星は期待に応えて適時打を放った。

 袴田コーチが言う。
「あれはファームから、<星の打撃がいい>という報告が上がっていたからね。それを聞いた監督(代行)が、思い切って使ってくれた。星は元巨人? ああ、そういう事情もあるかもしれないね(笑い)」

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