他のファンタジスタと何が違う? J・ロドリゲスを徹底分析

公開日: 更新日:

 その才能の高さは、現在所属するモナコ(フランス)が、昨夏に彼を獲得したときに移籍金4500万 ユーロ (当時で約58・5億円)という大金を費やしたことでも証明されている。移籍1年目からチームの中心として9ゴール12アシストの活躍を見せ、モナコは2位に躍進。来季CLの出場権を獲得した。

■ブラジルDFにどう挑むか注目

 準々決勝のブラジル戦は、世界中から注目を集める。格ではブラジルに軍配が上がるものの、勢いと総合力ではコロンビアに分があると見る向きも多く、勝敗の予想が難しい好カードである。もちろん、コロンビアのキーマンは、絶好調のロドリゲスで間違いない。

 おそらくブラジルは、トップ下で試合を操るロドリゲスに対して守備的MFのラミレスなどを中心に、厳しいマークで潰しにかかるはずだ。その厳しいプレッシャーをかいくぐり、前線のクアドラード、グティエレス、マルティネスといったスピード豊かな攻撃陣を、どのように生かすことができるか。ロドリゲスには、ハードルの高い仕事が待っている。

 コロンビアが勝てばW杯初のベスト4。母国の英雄「バルデラマ2世」の愛称を持つロドリゲスが、新たな英雄となるだろう。

(CS放送フランスリーグ解説者・中山淳)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動