ブラジル失速 「初W杯の重圧」に押し潰された若手選手たち

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「W杯の雰囲気は特別だ。他のどんな大会とも違っている。外の浮ついた空気がピッチの中に流れ込んでくる。世界中の人たちが自分たちを見ているという感覚になるんだ」と言ったのは、元ブラジル代表MFの故ソクラテスだった。

 今回のブラジル代表は大会前から経験不足が懸念されていた。中心選手のFWネイマールがサントスFCで本格的に注目を集めたのは、09年のことだった。

 前回の10年南アW杯では同じようなドリブラーである、ロビーニョがいたこともあり、すでにチームの骨格が固まっていると考えた監督のドゥンガはネイマールを代表に入れなかった。

 ネイマールだけではない。今回の中心選手であるMFオスカル、FWフレッジ、MFルイス・グスタボ、MFパウリーニョ、DFダビド・ルイス、DFマルセロ。代表メンバー23選手中、17人が初めてのW杯なのだ。

 前半、ブラジルはメキシコを圧倒した。得点機もあった。1点でも入れば、ブラジルは一気に流れを掴むことが出来ただろう。しかし、今回が3度目のW杯となるメキシコ代表のキーパー、オチョアの好守に阻まれた。そして後半、失速した――。

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