著者のコラム一覧
森高夕次漫画家・漫画原作者

1963年、長野県生まれ。コージィ城倉のペンネームで89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。原作を務める「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした異色の野球漫画としてベストセラーに。

低迷ヤクルト次期監督に石井一久を推したい

公開日: 更新日:

 12球団一の破壊力を誇る打線だけを見ていれば、山田哲人ら生え抜き選手が成長したりとうれしいことだらけなのに、投手はボロボロ。2年連続最下位も見えてきて、昔からのヤクルトファンとしては複雑な気持ちだ。

 僕がGMならば、後任監督に石井一久(現・吉本社員)を指名して再建を図りたい。昨季限りで引退した石井はヤクルトだけでなく、メジャー、西武でプレー経験があり、速球派から技巧派への転身にも成功。日米通算182勝と実績もある。野村克也の教え子でID野球の系譜も引いている。西武で08年に優勝、日本一になっており、ヤクルトの先輩の古田敦也高津臣吾よりも優勝経験が1回多く「勝ち運」もある。今は吉本の社員になってバラエティー番組に出るなど異彩を放っているが、野球解説者としては的を射ていて、さすがと思わせてくれる。

「でも、石井一久って、のほほんとした感じだし、監督タイプではないんじゃないの? 選手がついてくるの?」

 と、思う人もいるかもしれない。しかし今のヤクルトは首脳陣が実務派OBで占められ、どこか硬直化している印象もあり、この「意外性」がチームに大きな刺激になる。石井の豊富な経験で、しがらみにとらわれない柔軟な発想力にも期待したい。

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