<第7回>当時24歳、意気込んだ矢先の戦力外通告に父は思わず頭に血が上り…

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 大谷の父・徹(52)が在籍していたころの三菱重工横浜野球部は、都市対抗野球の神奈川代表のイスを争っていた。

 神奈川から3チームが代表になり、その3番目の枠をかけて戦うというレベル。徹が入社してからの6年間は第3代表決定戦まではいっても、そこで勝てなかった。

 徹は当時24歳。高校から入った同期4人のうち、2人はプロ入り。あとのひとりは前年に辞めていた。来季は自分がキャプテンを務め、若手を引っ張る気でいた。阪神に入団した中野佐資の足が速くなったのは社会人になってからだ。徹は自分もこれから力がつくと思っていた。

 野球部の臼井喜久男監督から呼び出されたのは、そんな矢先だった。都市対抗予選終了後のある日、数人の同僚とともに、

「来季は戦力として使うつもりはない」

 と告げられた。

 都市対抗のシーズンが終わると、毎年3、4人、年上の選手から順番に戦力外通告を受けていた 

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