<第13回>看護師が驚嘆!「ずいぶんしっかりした顔」で生まれ、たくさん寝て育った
歩き始めたのは生後11カ月くらいのとき。外で遊ぶのが好きな子供だった。
「寝る子は育つといいますけど、その通りなのかなと思いますね」とは徹。加代子が「小さいころは遊んでるか寝てるか、どちらかでした」と笑いながら引き取って続ける。
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「とにかく、よく寝る子でした。暇さえあればコテッと。居間でも、ソファの上でも、どこでもです。幼稚園で友達と遊び、夕方帰ってきて、食事の支度をしてる間にソファの上で眠りこけてしまうことも。小学校、リトルへ行っても、そんな感じでした。起こしても、なかなか起きないんです(笑い)。宿題は朝起きてやることもありましたね」
体は幼稚園のころから常に大きな方。それでも幼稚園にも小学校にも大谷並みに大きな子供はいたし、今のように飛び抜けてというわけではなかった。線が細かった。
背丈がぐんぐん伸びたのは中学時代だった。中1のとき166センチだった身長は、3年間で20センチ伸び、卒業時には185~186センチあった。
「あるとき急激にという感じではなく、毎年、6センチくらいずつ伸びて、気が付いたら、という感じですね。牛乳が大好きで、中学のときは毎日、1リットル飲んでました。冷蔵庫の中に1リットルのパックを入れておくのですが、コップを使わずにそのまま飲んでました」と加代子は話す。
食べ物の好き嫌いは特になし。トマトが苦手といわれるものの、どうしても食べられないものはほとんどなかった。体同様、食も細かった。
(つづく=敬称略)