レ軍前監督ワシントン氏が初めて語るダルビッシュの“素顔”

公開日: 更新日:

 ダルビッシュ有(28)のボスとして知られたレンジャーズのロン・ワシントン前監督(63)。開幕から低迷した昨季は9月5日、シーズン終了を待たずに辞任。今年5月には06年までコーチとして所属したアスレチックスの特別内野守備インストラクターに就任した。ダルが12年に渡米して以来、3年間にわたって間近で見てきた、かつての指揮官を直撃した。

――右肘の手術で今季は棒に振りましたが、監督としてダルをどう見ていましたか?

「ダルは見事にこちらにアジャストした。最初のころ、彼は自分の母国に対し『自分がアメリカでやれる』ということを、アメリカには『自分がここでできる』ということを証明しようと頑張っていたように私は思った」

――結果を残さなくてはいけないと気負っていたということですか?

「1年目の前半戦が終わりに近づく頃に、彼は自分が納得させなくてはいけないのは自分自身だと気付いたようだった。自分はユウ・ダルビッシュである、ということをね。その後は、ずっとユウ・ダルビッシュであり続けた。彼は適応するための移行期を経験せねばならなかったが、それをとてもうまくやったと思う。でも最初のころは、彼は、“誰をも納得させねば”という気持ちがあったのだろうと思う」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動