優勝候補の大阪桐蔭は予選前からすっかり“四面楚歌”

公開日: 更新日:

「関西の多くの高校が履正社に勝ってくれと思ってますよ」

 大阪の某高校野球部監督がこう言う。11日に開幕した大阪予選は、1回戦で優勝候補同士である大阪桐蔭と履正社が激突する(19日)。事実上の決勝戦といわれているが、大阪桐蔭は戦う前から逆風にさらされているようだ。前出の監督が言う。

「5億円超といわれる裏金問題が起きて、ざまあみろと思っている学校は多いよ。あそこは全国から優秀な中学生をスカウトして強くなってきた。どういう方法を使っているか知らないが、他校に進学が内定している中学生にチョッカイを出して持っていくこともある。ライバル校はスカウティングでは簡単に太刀打ちできない状態だったからね。履正社に勝ってもらって初戦敗退となれば、中学生からの人気も落ちる。関西の勢力図も変わってくるだろう」

 目下、大阪予選で30連勝と無敵を誇っている大阪桐蔭だが、不祥事の直後だけにプレッシャーも大きいはず。戦う前から諦めていた高校も今年は一泡吹かせようと必死になっている。ただでさえ激戦の大阪予選。たとえ大阪桐蔭が甲子園に出ても、予選で身も心もクタクタになっているかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?