甲子園常連校に勢力異変が…愛知県レベルダウンの裏側

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 かつて愛知県の甲子園常連校といえば、中京大中京、東邦、愛工大名電、享栄のいわゆる「私学4強」。甲子園を目指す県内の有力中学生が4校に集中していたこともあって、愛知の高校野球は比較的高いレベルを保っていた。

 ところが、最近は至学館、愛知啓成、豊川などの新興勢力が実力のある中学生を「青田買い」、選手が分散する傾向にある。この結果、愛知は群雄割拠の時代に突入しているという。

「私学4強のうち、いまもコンスタントにいい選手を入学させているのは中京大中京と名電。それでも以前と比べたら、実力ある中学生は県内各地の高校に散らばるようになりましたね」と、パのあるスカウトは話す。

 私学4強のひとつである東邦には、昨夏の甲子園で1年生エースとして活躍し、プロも注目する右腕・藤嶋健人がいるものの、「総合力は中京大中京や名電より劣る。東邦は全国制覇の経験もある阪口監督(現大垣日大監督)が退任して以降、選手集めも苦戦していると聞いています」とは前出のスカウトだ。

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