甲子園常連校に勢力異変が…愛知県レベルダウンの裏側

公開日: 更新日:

 かつて愛知県の甲子園常連校といえば、中京大中京、東邦、愛工大名電、享栄のいわゆる「私学4強」。甲子園を目指す県内の有力中学生が4校に集中していたこともあって、愛知の高校野球は比較的高いレベルを保っていた。

 ところが、最近は至学館、愛知啓成、豊川などの新興勢力が実力のある中学生を「青田買い」、選手が分散する傾向にある。この結果、愛知は群雄割拠の時代に突入しているという。

「私学4強のうち、いまもコンスタントにいい選手を入学させているのは中京大中京と名電。それでも以前と比べたら、実力ある中学生は県内各地の高校に散らばるようになりましたね」と、パのあるスカウトは話す。

 私学4強のひとつである東邦には、昨夏の甲子園で1年生エースとして活躍し、プロも注目する右腕・藤嶋健人がいるものの、「総合力は中京大中京や名電より劣る。東邦は全国制覇の経験もある阪口監督(現大垣日大監督)が退任して以降、選手集めも苦戦していると聞いています」とは前出のスカウトだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々