女子400mメドレーリレー日本は失格 渡部香生子が痛恨ミス
金メダリストが致命的なミスを犯した。
女子400メートルメドレーリレー決勝で日本女子は3分59秒46で8チーム中8番手でゴール。リオ五輪の出場権は上位12チームに与えられる。決勝進出を決めた時点でほぼ手中に収めていたが、実は第2泳者で200メートル平泳ぎ金メダリストの渡部香生子がスタートを焦って、引き継ぎ違反になり失格。土壇場でリオの出場権を逃した。
トップと2秒差を付けられた第1泳者の赤瀬紗也香の出遅れを取り戻そうと焦りが生じたのだろう。赤瀬がゴールする前に飛び込む痛恨のミス。最後まで泳ぎ切ったが、エースの失格で順位もタイムも認められなかった。
レース後の渡部は基本的なミスに「次は同じ失敗をしないように慎重にいきたい。この経験を無駄にしないようにしたい」と涙ながらに話した。
女子の400メートルメドレーリレーは前回のロンドンで銅を獲得するなど、上位入賞、表彰台も期待できる種目。海外勢と比べて各選手のスピードが劣っても、スタートや引き継ぎのうまさで対抗してきた。
今後はW杯などでの出場権獲得を目指すが、もう一度基本を叩き直した方がよさそうだ。