韓国主力選手「不正賭博」が暗示する日本球界“再犯”の現実味

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「プレミア12」の日本(B組1位)は19日、準決勝で韓国(同3位)と東京ドームで再戦する。予選ラウンドは5-0と完勝。小久保監督はすでに、先発は1次ラウンドと同じ大谷でいくと明言。「決勝進出は堅い」と思っているファンは少なくないようだが、実は韓国チームの戦力がガタ落ちしている。

 韓国では先月、サムスンの選手が中国マカオのカジノで、暴力団絡みで数億ウォン(数千万円)の賭け金が動いた賭博をやっていたというニュースが社会を揺るがせた。

 不正賭博に手を出したのは、今年33セーブでタイトルを取り、かつてヤクルトに在籍していた林昌勇(イム・チャンヨン=39)、17勝8敗の尹盛桓(ユン・ソンファン=34)、最多ホールド(17H)の安志晩(アン・ジマン=32)の3人。いずれも代表入りするはずのメンバーが、賭博が原因で外れたのだ。

 韓国では2011年、サッカーのKリーグとバレーボールのVリーグの八百長事件が発覚。その後、プロ野球でも金銭授受のあった八百長が行われたことが明らかになり、ツインズの2選手が永久除名処分を受けた。今回の3選手による不正賭博が事実なら、11年の八百長事件から、わずか4年しかたっていないタイミングでの不祥事だ。選手たちにとって「永久追放」という厳しい処分も、再犯防止に効果はなかったといえる。

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