NPBにできるか 賭博4人目の腐敗巨人に「重い罪」求める声

公開日: 更新日:

■熊崎コミッショナーも役立たず

 そもそも、NPBがどこまで本気で調査をする気があるのか甚だ疑問だ。これまた野球ファンの矢口高雄氏(漫画家)が「球団の聞き取り調査には限界がある。警察のように証拠を積み重ねて……ではなく、しょせんは『はい』か『いいえ』で答えられるくらいのものでしょう」と話すように、誰も巨人の調査能力など当てにしていない。

 だからこそNPBの徹底調査が求められるのだが、元東京地検特捜部長である熊崎コミッショナーは高木が白状したことについて、「(NPBがキャンプ中に12球団で行った)講義が生かされていることにひとつの救いを感じた」と悦に入っていた。

「我田引水ですね。高木投手は相手に脅されて怖くなったから野球賭博を認めたわけで、それが自分たちの指導の結果とか、考えがおかしいですよ。熊崎コミッショナーは今まで特捜部で何をやってきたんでしょうか。こういう不祥事の時に大ナタを振るうことができると期待されていたのに、これじゃあ何の役にも立たない」(前出の吉川氏)

 ちなみにメジャーで同じ事件があれば、「補強制限など、優勝が困難になる処置。または、球界全体に対してお詫びになるような何かしらの処分が下されるはずです」(メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏)という。

 高木のウソを見抜けず、球界を混乱に陥れた巨人はもちろん、球界の危機に直面してもリーダーシップを発揮できないコミッショナーの罪だって重い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  3. 3

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  4. 4

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    巨人にFA松本剛は必要だったのか…批判殺到する本人よりも「責められるべき人間がいる」と他球団関係者

  2. 7

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 8

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  4. 9

    あの落合博満氏が認めた「天才打者」…多くの引き出しを持つ順応性こそが大きな武器だった

  5. 10

    ドジャースが大谷翔平のリアル二刀流に制限をかける日 本人は「投げているから打てない」否定するが…

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  2. 2

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  3. 3

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  4. 4

    磐越道バス事故で問われる運行会社と学校の罪と賠償責任…「数億円規模になるのでは」と弁護士が見解

  5. 5

    巨人にFA松本剛は必要だったのか…批判殺到する本人よりも「責められるべき人間がいる」と他球団関係者

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    倉田保昭さん80歳でも現役のアクション俳優「ストレッチが一番大事。おかげで痛いところはありません」

  3. 8

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  4. 9

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 10

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題の波紋…NHKは「番組出演は変更なし」と回答もイメージダウン不可避