巨人の賭博汚染は前監督時代に 原辰徳氏に責任はないのか

公開日: 更新日:

「原前監督のスキャンダルもそうだし、古くは江川の空白の一日や逆指名制度に絡むドラフトの改悪だってそう。巨人には倫理観やルールというものをないがしろにし続けてきた歴史がある。読売という巨大なメディアグループを親会社に持ち、その読売にはびこる我こそが社会正義だ、自分たちが社会権力を握っているというおごりと傲慢さが、そのまま巨人にも蔓延してきた。球界の盟主を自任し、野球界のルールは自分たちが決めるという傲岸不遜な態度が今日のチームの腐敗、選手の堕落を育んだと言っていい」

 そう看破する前出の谷口氏は最後にこう言った。

「今回のことで巨人が貶めたプロ野球に対するイメージは、取り返しがつかないのではないか。金銭授受問題は、他球団にも波及した。プロ野球選手に社会人としての資質が著しく欠けていることを改めて露呈したわけです。自らの仕事にカネを賭けていた彼らは、誇りすら持ち合わせていない集団だった。そんな連中が行うスポーツを誰が信用できるのか。見る価値がない、とファンにソッポを向かれても仕方がありません」

 まったくだ。原前監督がやたらと強調した「巨人愛」の成れの果てがこれでは、スタンドで声をからしてきたファンは浮かばれまい。辞めたから関係ありません、というわけにはいかないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  4. 4

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 5

    池田瑛紗は藝大浪人中に乃木坂46に合格 高校も“私立女子御三家”女子学院卒の超才媛

  1. 6

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  2. 7

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  3. 8

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  4. 9

    ポップの本質からズレた、山下達郎の一連の発言への違和感

  5. 10

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も