野球賭博騒動の波紋拡大 他球団で巨人選手に“接触禁止令”

公開日: 更新日:

「昨年のプレミア12でもそうだっただろ。最初の賭博騒動の直後だというのに、坂本らが期間中に乱痴気騒ぎを起こして、それが台湾メディアに報じられた。正直、今、巨人の選手とつるんで、いいことなんかひとつもないんだから」

 セ球団のフロント幹部がこう言った。

 またぞろ巨人から火の手が上がった野球賭博問題。巨人に4人目の関与者が出たことで、「5人目、6人目がまだ潜んでいるんじゃないか?」「他球団の選手はホントに大丈夫なのか?」とプロ野球界全体に疑惑の目が向けられる中、「巨人の野球賭博問題の中心にいた笠原とその仲間である仲介者が巨人とNPBの調査協力に応じていない以上、この問題がこれからどんな広がりを見せるか分からない。週刊誌も巨人選手の動向に目を光らせているだろう。触らぬ神に祟りなしじゃないが、巨人選手との付き合いを考えるよう選手には言っている」と、冒頭の幹部は言うのだ。

 確かに、昨年11月の国際大会「プレミア12」の件がある。開催地の台湾で巨人の坂本勇人(27)、沢村拓一(27)らがナイトクラブで若い女性をはべらせドンチャン騒ぎ。揚げ句に泥酔したと思われる坂本が路上で酒をまき散らし、空瓶をその場にポイ捨てする一部始終が台湾のメディアに動画つきで報じられた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」