不振の4番の心境は…日ハム“中田翔抜き”で15連勝の価値

公開日: 更新日:

 チームが沸く中、主砲の心境やいかに──。

 11日にオリックスを蹴散らし、球団新記録となる15連勝を達成した日本ハム。6月19日の中日戦から勝ち始め、とうとう07年度に記録した14連勝を塗り替えた。

 その一方で、ひとりカヤの外なのが4番の中田翔(27)だ。15連勝中は50打数9安打、5打点。打率.180で、本塁打は一本も打っていない。中田の凡打で打線が途切れることも多く、役に立っていないどころか、足を引っ張っているというのが実情である。

 それにもかかわらず、チームは15連勝。際立つのは中田の不甲斐なさというよりはむしろ、4番が打たずとも快進撃を続けるチームの底力の方ではないか。

 現在の日ハムは投打に隙がない。そこに主砲が復調すれば鬼に金棒――。選手内にはそんな声もあるというから、チームが充実している証拠。中田は12年から4番に座り、14年は打点王を獲得したこともあるスラッガーだ。このままシーズン終了までくすぶっているわけにはいかないし、本人も忸怩たる思いがあるに決まっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋