日本いきなり剣が峰 UAE戦黒星でもハリル監督でいいのか

公開日: 更新日:

 日本はシュートを22本(UAEは9本)放ちながら1点どまり。大事な最終予選初戦を勝ち点0という無残な結果に終わった。

■4日と2カ月…強化期間の差はっきり

 サッカージャーナリストの六川享氏が言う。

「UAEもそうだが、近年の中東勢は、堅守から前線の強くて足の速いFWに縦パスを放り込む伝統的なサッカーから、ボールをきちんとつないでいくポゼッションサッカーを織り交ぜるようになった。それでもUAEは日本に対して堅守速攻で臨むと思ったが、技術の高い選手がボールをしっかりつないで試合のリズムをつくり、機を見て俊足FWマブフートを走らせるなど、日本に対してオープンな戦い方を仕掛けてきた。試合結果は、チームの熟成度の違いも影響した。日本の練習時間が計4日だったのに対してUAEは約2カ月の代表合宿を敢行。しかも代表選手の大半がアルアインとアルアハリの2クラブ所属とあって、コンビネーションの面で日本を上回っていた。日本は、たとえばMF長谷部がボールを持った際、攻撃陣の岡崎、本田、香川、清武と息が合わず、パスを出すタイミングが合わないシーンもあった。試合後にハリルホジッチ監督も言っていたが、この日のUAEは決定機も多かったし、チームとしての出来も良かった。勝利に値する戦いぶりと言えます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで