DeNAラミレス監督 早くも「開幕投手は石田」の深謀遠慮

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「エースとしての活躍を期待している」

 9日、DeNAのラミレス監督が今季の開幕投手に、大卒3年目左腕の石田(23)を指名した。

 DeNAはチーム最多の11勝を挙げた山口がFAで巨人に移籍。石田は昨季9勝4敗、防御率3.12と安定した成績を残していた。開幕で対戦するヤクルト相手に2勝0敗、防御率1.00と相性が良いことも加味したのだろう。

 さらにラミレス監督は、2カード目に本拠地で対戦する巨人を注視。山口、森福、陽と3人のFA選手を獲得する大補強を行った巨人に対し、昨年末に「少し取りすぎ」とチクリとやった指揮官の腹には、優勝争いの強力なライバルになるだろう巨人戦に、相性のいい大卒2年目左腕の今永、プロ4年で28勝の右腕・井納をぶつけるプランがあるという。

 昨季、今永は公式戦こそ0勝2敗、防御率4.68も、巨人とのCSファーストステージでは7回1失点と好投。井納は対巨人戦2勝1敗、防御率2.96の成績を残した。DeNAは今季、開幕から黄金週間までに巨人戦が2カード組まれているが、ともに火曜からの3連戦。今永、井納を開幕2カード目に置けば、巨人に2度ぶつけることができる。

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