マリナーズ岩隈 ベテラン特権生かした“スロー調整”の狙い

公開日: 更新日:

 マリナーズ・岩隈久志(35)が4日(日本時間5日)のアストロズ戦に先発として登板。6回2失点で負け投手となった。試合はアストロズが2―1で勝った。

 昨季、自己最多の16勝(12敗)をマーク。キャンプ、オープン戦と、エース右腕ヘルナンデス(ベネズエラ)らWBC各国代表の投手が急ピッチで仕上げるのを尻目にスロー調整を続けてきた。

 首脳陣から容認されたメジャー6年目の特権を生かし、ブルペンでの球数は多くても30球程度。少ない球数でキレや制球よりも、投球フォームのバランスを重視した投げ込みを行ってきた。オープン戦は6試合登板と、昨季までとほぼ変わらないが、投球回は17回3分の2でメジャー移籍後最少にとどめた。オープン戦の防御率7.13は自己ワーストも「仕上がりは悪くないので問題ない」と自信たっぷりに話している。

 岩隈がスロー調整に徹したのはシーズンを通じて安定して働くため。これまではスタミナ切れもあったが、ポストシーズン進出争いが熾烈になる終盤戦を見据えて体力を温存する狙いがある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」