中日・星野監督から“鬼説教” 食事中にチビりそうになった
■死球を受けても「いけるよな?」
次の登板。横浜スタジアムでの横浜戦の1打席目、今度は右肘に死球を受けた。「いってえ~」と悶絶していると、ベンチから鬼の形相の星野監督が飛び出してきた。こういう時、普通は「大丈夫か?」と声が掛かるもの。しかし、星野監督は違った。まず、「いけるんか?」とボクに確認。投球する右肘への死球だ。しびれて感覚がなかった。この時も「無理」だと思ったが、あまりの怖さに反射的に「はい! いけます!」と答えてしまった。結局、患部を冷やしながら、その試合を完投勝利。試合後、星野監督は一言、「ようやった」と褒めてくれた。
勝てば年俸が上がるし、勝たなきゃクビ。弱肉強食のプロの厳しさを入団早々、星野監督に教えられた。以降、多少の痛みはマッサージを受けたり、痛み止めの薬を飲みながら申告せずに投げた。
冒頭の甲子園で降板する際、ボクを担いでくれた故・島野ヘッドコーチは、星野監督に食堂で怒られている際、ずっと傍らにいた。そこでは口を挟まないが、翌日に球場で「ホントに大丈夫なのか?」と聞きに来てくれた。


















