早実との決勝は“ヒール”覚悟 東海大菅生・若林監督の秘策

公開日: 更新日:

「完全にアウェーですね。スタンドを味方に? やりようがない。あったら教えてください」

 白旗宣言か。いや、実際は「ヒール役」として注目を浴びる環境を存分に利用する構えだ。 

「前回はアウェーの空気にのまれちゃいましたから、選手には常々、『西東京は(早実と日大三の)2強だといわれている。おまえらなんか相手にされていないんだ』と言ってきた。そういう反骨心で勝っていきたい。(準々決勝で戦った日大)三高さんのときも(先発した)松本(健吾)に『ここで抑えたら目立つぞ』と声をかけて送り出した。まあ、スターって顔じゃないですけどね。いい感じに調子に乗ってきましたね」

 新記録となる108号本塁打への期待もかかる清宮。対策についても、「過去の映像はまったく見ていない。目の前の三高さんに必死で、先のことは考えられなかった。ソロホームラン、ヒットくらいならOKというくらいでいく。その前にランナーをためないことが大事。四球? そうですね、バッシングを浴びるかもしれないけど(笑い)」と手段を選ばない姿勢も見せた。

 逆境をはねのけ、神宮のスタンドを黙らせることができるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  5. 5

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  1. 6

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  2. 7

    狩野舞子は“ジャニーズのガーシー”か? WEST.中間淳太の熱愛発覚で露呈したすさまじい嫌われぶり

  3. 8

    WEST.中間淳太がジャンボリお姉さんとの熱愛謝罪で火に油…ディズニー関連の仕事全滅の恐れも

  4. 9

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  5. 10

    元大関・栃ノ心が故国ジョージアの妻と離婚し日本人と再婚! 1男誕生も明かす