虎指揮官の目も薄く…ロッテ監督に掛布雅之氏が急浮上

公開日: 更新日:

■二軍監督ではもったいない

 就任3年目を迎える掛布二軍監督は、中谷ら若手や、今季からスイッチに転向した大和らを次々と一軍戦力として送り出している。さる阪神OBが言う。

「還暦を過ぎても指導への情熱は衰えていない。昼間に試合がある二軍の夏は、年を重ねるごとに過酷になるが、試合後も居残りで選手に懇切丁寧に指導している。ただ、掛布二軍監督と金本監督とでは、育成、指導方針が違う。掛布二軍監督は選手の自主性、自発的な行動を促すことに主眼を置いていて、押しつけはしない。一方で金本監督は昨年、藤浪に161球を投げさせて懲罰完投させたり、若手に日々のウエートトレを課したりと、強制も辞さない部分がある。今までコンビを組んできたが、二軍監督の立場だと一軍に対して遠慮が出る。金本監督の下につく今の阪神二軍監督という立場は必ずしも本人のよしとするところではなくなってきている。それに、現役時代はスターだった男が、ずっと二軍監督で甘んじているのはもったいない話でもある」

 ロッテと掛布のマッチングが実現すれば、人気回復のきっかけにもなりそうだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差