巨人唯一の野手1軍助っ人 首位打者マギーにコーチ兼任案

公開日: 更新日:

 巨人のケーシー・マギー(34)が打ちまくっている。3日の試合で打率を.317とし、DeNAの宮崎を抜いて首位打者に浮上した。

 シーズン前半は主に三塁。球宴前の試合からチーム事情で二塁へ回り、打順は2番に定着した。規制の多い打順ながら、ここまで大きなスランプもなく、コツコツ安打を積み重ねている。41本の二塁打もリーグトップである。

 来日当初は期待薄だった。プロフィルでは「100キロ」だが、春のキャンプでは「楽天時代よりかなり太った感じ。明らかに110キロはある。あれじゃ動けないよ」と冷ややかな視線を送るコーチもいた。「左膝」に古傷を抱えており、「1年持たない」と指摘したのは古巣・楽天関係者。それが、持たないどころか、シーズン終盤を迎え、むしろ調子を上げているのだから、関係者もビックリだ。

 巨人にとって残留交渉は最優先事項である。来季のメジャー復帰希望をほのめかしているマイコラス、マシソンとの交渉は長引きそうだが、周囲に「ジャイアンツ愛」を語っているという一軍野手唯一の助っ人であるこのマギーは早めに引き留めたいところ。首位打者獲得なら、今季の年俸1億9300万円から、約倍増の4億円が攻防ラインとみられるが、来季の契約には、カネだけじゃない「条件」が盛り込まれる可能性がささやかれ始めているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    【独自】亀山千広BSフジ社長“台風夜のお色気ホムパ疑惑” 「帰宅指示」を出しながら自分はハイヤーで…

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  1. 6

    明暗分けたメジャーの最新評価…ヤクルト村上宗隆「暴落」、巨人岡本和真は「うなぎ上り」

  2. 7

    中森明菜「奇跡」とも称された復活ステージまでの心技体 「初心を忘れるな」恩師の教え今も…

  3. 8

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  4. 9

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 10

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ