重量挙げパワハラ問題の“キーマン”がすべての疑問に答える

公開日: 更新日:

 ――協会内の派閥、学閥争いを指摘する声もありますが。

「(常務理事、理事で)慶応大(出身者)は私1人です。学閥闘争など起きるわけがない。経済人だから権力闘争の対象ではありません。法政閥と日大閥は対立しているようですが」

 ――昔の事例を持ち出して、協会の運営を妨害しようとする意図はないということですか?

「昔の話を持ち出さざるを得なかったということです。20年東京五輪を控え、協会を大掃除(正常化)するチャンスと考えたのです。今のままでは東京五輪でメダルが取れないから、協会を掃除するべきです。指導力のない人をコーチに入れる必要はないでしょう。公益社団法人として、上場企業と同じようにクリーンな体制に変えるべきですよ」

 ――現状では東京五輪でメダル取りは厳しいですか?

「(指導力の定評がある)キム(ドヒ)コーチを連れてくればいいんですよ。以前、キム・コーチが指導していた時は(女子選手の)記録は伸びましたから。キム・コーチのメニューで教えることができるコーチを揃えれば、メダルは取れるかもしれない。それをやらずに、(指導力のない)三宅義行監督のままではメダルは取れません。アジア大会の成績(女子7人が出場してメダルは58キロ級の安藤美希子の銅のみ)を見たでしょう。五輪でのメダルからは程遠い。現状では、どうせメダルが取れないんだから、協会はキム・コーチに懸けるべきです」

(聞き手・近藤浩章/日刊ゲンダイ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒