中島翔哉のカタール移籍に疑問の声「アラブでは輝き失う」

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 森保ジャパンで「背番号10」を背負うMF中島翔哉(24)が、所属するポルトガル1部ポルティモネンセからカタール1部アルドハイルに移籍することになった。欧州での報道によると移籍金は44億円! 日本選手としては01年、中田英寿(元日本代表MF)が、ローマからパルマに移籍した際の32億円を大きく上回る史上最高額となった。

 中島は自身のブログで「お金や名声、レベルや知名度ではなく、自分のスタイルに合っているかどうか、見極めることです」と移籍の経緯を説明したが、「本心なのでしょうか?」とテヘラン在住のスポーツライター、レザー・ジャリルザデ氏が首をひねりながら言う。

「カタール、UAE、バーレーンなどアラブ諸国のリーグは、カウンター主体のサッカーが横行しているので中島のようなテクニシャンが、生き生きとしながらプレーできる可能性は非常に低いでしょう。レベル自体もJリーグよりも下です。イランからアラブ諸国に移籍した選手は少なくないが、誰もが『自身のレベルダウンも招いた』と葛藤している。たとえばアジアカップでプレーしたFWタレミ。テヘランが本拠のベルセポリスで15~16、16~17年シーズンの得点王に輝き、カタールのアルガラファに引き抜かれたが、イランでプレーしていた時のようなパフォーマンスを維持できず、前所属クラブに復帰したいと伝えたところ、『今のレベルではウチには必要ない』と断られてしまった。中島がカタールで輝きを失うのでは? と懸念している」

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