巨人キャンプMVP 元木大介コーチ13年ぶりユニの“第一信条”

公開日: 更新日:

「強いて挙げるなら元木コーチ。非常にしっかりやってくれた」

 原監督に春のキャンプMVPに選ばれたのは元木大介(47)。ムードメーカーとして、若手の選手以上に大声を出して盛り上げた。一方で室内練習場では何も言わず、打撃練習を見守ることが多かった。

「別にサボっているわけじゃないよ。あえて言わずにね。言うのは選手が来た時だけにしてるの。『見てください』と要望があれば、もちろん答えるし、そういうことは続けていきたい」

 選手の考えが最優先というスタイルだ。

「『こういう練習がしたい』と言うなら、やらせてあげたい。(岡本)和真とやったボールを転がす守備の基礎練習を『毎日続けていこう』と言ったら『お願いします』と言うからやったしね。打撃でも何人か聞きに来たけど、『俺はこうなってると思うよ』と言うだけにしている。一軍に打撃コーチは3人。いろんなことを言われる中で、自分に合ったものを選びなさいと。合っていないのにやったってうまくなるわけがない。でも、聞いたのに試さないで『合わない』と言うのはおかしい。『みんな、おまえたちのためを思っているんだから』と言っている」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋