日本プロ球団も危惧 大船渡・佐々木に強まるメジャー攻勢

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 163キロ右腕・佐々木朗希(大船渡=岩手)の周辺が慌ただしくなってきた。

 去る6日のU18日本代表合宿の紅白戦で163キロをマークした直後、本人は進路に関して「国内プロ一本」と明言したにもかかわらず、メジャーの攻勢は過熱する一方なのだ。

■6球団から10球団に

 20日、宮城で行われた仙台育英との練習試合はメジャー10球団のスカウトが視察。佐々木を追う球団の数は、3月31日の作新学院戦(栃木)の6球団からさらに膨れ上がった。

 当日、仙台育英グラウンドのネット裏に姿を見せたのはヤンキース、ブルージェイズ、ロイヤルズ、ツインズ、アスレチックス、フィリーズ、パイレーツ、パドレス、ジャイアンツドジャースの10球団。さる放送関係者がこう言った。

「U18日本代表合宿でマークした163キロの影響でしょう。国内一本といっても、あくまで現時点での意思であって、メジャー挑戦の可能性が消えたわけではない。それだけ佐々木を評価しているということですよ。20日の仙台育英戦でのストレートは140~150キロくらい。それでも大半のメジャースカウトはあえてセーブして投げていると見たようで、決して評価が落ちたわけではない。

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