大船渡高・佐々木朗希はいきなり海を渡るのがベストな根拠

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 わたしはこれまで、日本の高校生が直接、メジャー挑戦することに否定的だった。

 マイナーの生存競争はとにかく苛酷。自分の野球用具を盗まれることだって珍しくない。中南米からの選手も含め、他人を蹴落としてでもメジャーに上がろうと目をギラギラさせている連中が多い。そんな生き馬の目を抜く世界で、精神的にも肉体的にも大人になり切っていない18歳が、はい上がっていける保証はどこにもないからだ。

 しかし、この高校生に限っては持論を覆さなければならない。大船渡高の右腕・佐々木朗希のことだ。

 春先に一度、岩手まで足を運んで練習を見たが、先日、日本の情報提供者から送られてきた実戦のビデオを見て愕然とした。163キロのフォーシームはもちろん、スライダーのキレも申し分ない。高校時代の大谷(現エンゼルス)や菊池(現マリナーズ)と比べても速い球を投げるうえ、彼らと決定的に異なるのは制球力だ。投球のほとんどが捕手の構えたミットに収まっていた。コントロールは、いまの大谷より優れているのではないか。

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