エ軍大谷翔平に難敵…ライバル球団が“優勝請負右腕”を獲得

公開日: 更新日:

 トレード期限終了目前に大物選手の移籍が決まった。

 ア・リーグ西地区首位を独走するアストロズは31日(日本時間1日)、ダイヤモンドバックスのエース右腕ザック・グリンキー(35)、カブスのマーティン・マルドナード捕手(32)の獲得を発表した。

 グリンキーは同日のヤンキース戦で田中と投げ合い、5回を2安打2失点。白星は付かなかったものの、今季ここまで23試合で10勝4敗、防御率2.90と好調をキープしている。地区3連覇、ワールドチャンピオン奪還を目指すアストロズに優勝請負人として招かれた。

 同地区のライバル球団による駆け込みトレードは、大谷翔平にもチームにも脅威だ。メジャー屈指の右腕であるバーランダー(14勝4敗、防御率2.73)を中心とした強力投手陣(チーム防御率3.73)にグリンキーが加わることで、さらなる上積みは確実。捕手のマルドナードは昨季途中まで大谷らのエンゼルス投手陣とバッテリーを組んでいただけに、厄介な存在になりかねない。

 今後、エンゼルスはアストロズとの直接対決を10試合残している。大谷はライバル球団の投手陣に対し、今季30打数8安打の打率2割6分7厘、2本塁打、4打点。チームのポストシーズン進出と本塁打量産はアストロズ戦が鍵になりそうだ。

 なお、大谷は31日のタイガース戦で出番はなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし