坂本の腰痛不安で続く遊撃探し 巨人“外れドラ1”候補の名前

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 巨人は3日、東京ドームでクライマックスシリーズ(CS)へ向けた紅白戦を行った。1日に一軍に合流した吉川尚輝(24)は中堅で出場。開幕は二塁でスタメンだったが、腰痛で4月から戦列を離れていた。原監督は「ポジションは外野。また内野に戻るケースはあるだろうけど、今のところは負担をあまりかけないポジション」と説明していた。

「いい打撃をしている」と目を細めていることもあり、外野手としてCSの秘密兵器になるかもしれない。が、「この吉川尚が原監督の構想を狂わせています」とさるチーム関係者がこう言う。

「3年前のドラフト1位。プロでは二塁だが、本職は遊撃。高い潜在能力から、主将で絶対的存在の坂本(勇人=30)の後釜として、いずれは遊撃を任せるプランがあった。実現すれば、坂本の打撃を生かすために、遊撃より守備の負担が軽い三塁への転向が可能になる。でも、吉川尚は離脱から半年近くが経過しても、いまだに腰への負担を考慮して本職の内野ができない状態。これでは今後も激務の遊撃なんて任せられません」

 その坂本勇は今季、打率・312、40本塁打、94打点で5年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。MVPの最有力候補でもあり、CSでもキーマンになるのは間違いない。そんな大黒柱も30歳になった今季は、腰や足の張りを抱えながらの出場が続き、途中交代やスタメンから外れた試合もある。

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