巨人V祝賀会で原監督に賛辞なし…渡辺主筆にCSのトラウマ

公開日: 更新日:

 出席者によれば、「私もてっきり、その手腕を絶賛する挨拶をされるものだと思っていました。さすがに原監督も苦笑いしてましたよ」という。 30日、都内のホテルで行われた巨人のリーグ優勝祝賀会兼クライマックスシリーズ激励会。その冒頭、監督・コーチ・選手が並ぶ壇上に立った読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(93)は、5年ぶりのリーグV奪回を成し遂げたチームの労をねぎらうのもそこそこに、「まだ勝負は残されている。本当の優勝をしていただきたい」と強い口調で7年ぶりとなる日本一奪還を求めたというのだ。

「その後にマイクの前に立った原監督は『主筆の挨拶の中にあまりお褒めの言葉がなかった』と会場の笑いを誘い、『それをエネルギーにして』とCS突破、日本一達成を誓っていました」(前出の出席者)

 原監督が苦笑いするのも当然で、この手の会では、渡辺主筆が指揮官をベタボメするのが常だった。例えば今季開幕前の3月に開かれた、巨人を応援する財界有力者による「燦燦会」の総会では、

「実績的に見れば原君は王さん、長嶋さんに劣らない。今回は3度目の監督で、また10年ぐらい監督をやるそうですから、その間、連勝に次ぐ連勝で見事な戦いを見せていただけると思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘