巨人・鈴木尚広コーチ W不倫疑惑で即クビもチームは大痛手

公開日: 更新日:

 前代未聞の退団劇である。日本シリーズ開幕を2日後に控えた16日、巨人が鈴木尚広外野守備走塁コーチ(41=写真)の退団を発表したのだ。

 この日までに鈴木コーチ本人から「一身上の都合」を理由に申し入れがあり、球団がこれを了承したのだが、チーム6年ぶりの頂上決戦を目前に控える中での退団はいかにも不可解。17日発売の週刊新潮が報じている、既婚女性との“ダブル不倫疑惑”が原因となったのは明らかだ。

「スキャンダルはともかく、チームにとって鈴木コーチの退団はあまりに大きな痛手です。5年ぶりのリーグ優勝の陰の立役者のひとりですからね」

 とは、チーム関係者。鈴木コーチは指導者1年目ながら、現役時代に“神の足”と称された抜群の走塁技術をもとに、選手の意識とチームの機動力を劇的に変貌させた。

 チーム盗塁数はセのワーストタイの61個だった昨年から、同2位の83個に増加。盗塁成功率も昨年の・735から・806と飛躍的に向上した。

「投手のクセを見抜くことにもたけ、選手をやみくもに走らせるのではなく、根拠を求めた。攻撃面で実は原監督が最も頼りにしていたのが鈴木コーチで、リーグ最多の663得点も相手投手を機動力で揺さぶり、味方打者をアシストした彼の功績も大きかった。日本シリーズはもちろん、来季以降のチームのことを考えてもあまりに痛い損失です」(前出のチーム関係者)

 今回の一件で、過去の1億円スキャンダルがまたぞろ蒸し返されている原監督はたまったものじゃないだろうが、鈴木コーチ退団は“戦力的”にも来季以降の巨人にじわじわと効いてきそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景