ドラ1奥川には“寸止め”で ヤクルトが描く育成ガイドライン

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■「もうちょっと投げたい、くらいがちょうどいい」

 この日、橿渕スカウトグループデスクに話を聞くと、「技術に関しては、一軍で活躍できるものを持っていると思うし、すぐに一軍で投げてほしいという期待はある」と話しつつも、こう続けた。

「環境が変わり、緊張感もある中で野球をやることになる。期待を負担にしたくない。まずはケガをしない体づくりを優先したいと考えています。高校3年時は春、夏の甲子園、U18に出場し、特に夏は智弁和歌山戦で延長十五回、165球で完投している。奥川がもうちょっと投げたい、とウズウズするくらいがちょうどいいのではと思っています。一軍デビューの時期や、新人合同自主トレでブルペン入りするかも、現時点では決めていません。奥川の仕上がり具合を見ながら、ということになると思います」

 ヤクルトは今季、高卒2年目野手の村上が新人王を獲得したが、奥川は投手だから勝手が違う。「10年に一人」と言われる逸材の育成手腕が問われる。


【写真特集】履正社初V 星稜・奥川は巻頭も準優勝に涙

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