奥川は眉ひとつ動かさず…ヤクルト1年目でフル回転の不安

公開日: 更新日:

 当たりクジと共に右手の拳を突き上げた。

 奥川恭伸(星稜)を阪神巨人と競合の末に引き当てたヤクルトの高津新監督。昨年まで続いていたドラ1のクジ引き連敗を9で止め、「肩の荷が下りた。緊張もしたし、変な興奮もした」と笑顔で語った。

 高卒投手だが、指揮官の期待は高い。「球の質、コントロール、変化球のキレ、すべてで(佐々木より)上」とべタボレ。「即戦力として今年の投手で1番と思って指名している。(1年目から)一軍で活躍してほしい。早い段階で一軍に出てきてくれたら、それが開幕ならなおさらいい」と、即戦力としての思いが口をついた。

 しかし、完成度が高い甲子園準V投手とはいえ、まだ高校生。しかも、今春から右肩に不安を抱えた状態の中、甲子園で512球を投げ抜き、右肩に不安を抱えた状態でU18W杯にも登板。ドラフトを見守った父の隆さんも「ケガをしないといいが……」と不安を口にしていた。

■チーム防御率12球団ワースト

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした