大坂なおみ「成長の表れ」我慢比べ制し3回戦進出の真価

公開日: 更新日:

 持っていたラケットを地面に叩き付けるだけでなく蹴飛ばした。

 22日、全豪オープンテニス女子シングルス2回戦。大坂は世界ランク42位の鄭賽賽と対戦、第2セット第3ゲームを長いラリーの末にミスしてブレークを許すと、コート上で荒れた。「自分の手から魔法のようにラケットが飛んでいって、コントロールすることができなかった」とは試合後の本人だ。

 大坂は鄭のような技巧派で、粘り強いタイプを苦手にしている。

 初戦では劣勢に立たされても表情すら変えなかったものの、この日は違った。持ち前のパワーを生かせなかった。最大の武器ともいえるサーブのエースは0本。パワーで押しても押しても拾いまくられる展開に、業を煮やしてプッツンしたに違いない。

 これまでの大坂なら完全にキレて、そこからガタガタと崩れるところだが、しかし、我慢比べを制してのストレート勝ちだった。

「勝ててよかった。選手は以前よりわたしを倒そうと、乱そうとしてくるけど、それは自分にとっていい挑戦。(はねのけられたのは)自分の成長の表れだと思う」(本人)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  2. 2

    小島瑠璃子の夫が急死…一体何が? 夫の事業は順調とは言い難く、高級マンションから何度も転居

  3. 3

    「文春訂正」でフジテレビ大はしゃぎも…今田耕司、山里亮太、カンニング竹山ら“擁護”芸能人の行きつく先

  4. 4

    極秘結婚の小島瑠璃子 略奪愛は打ち消されるも…思い出される「付き合う前にいたす」発言

  5. 5

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  1. 6

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7

    “ケンちゃんシリーズ”宮脇康之さん「5回死にかけた」現在と「ジャニー喜多川さんの性加害の被害に…」の過去

  3. 8

    元フジテレビ長谷川豊氏 “お台場のガーシー”編成幹部を告発で…復帰目前の松本人志がトバッチリ

  4. 9

    巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」

  5. 10

    N国党党首・立花孝志の保身と押し付け…反発した者には常軌を逸する卑劣攻撃